精神科認定看護師のご紹介
精神科認定看護師 中村 僚
2014年、厚労省より精神疾患が5大疾病の一つに加わりました。新潟県では、毎年400人以上の方が自殺で亡くなる深刻な状況が続いています。このような状況の中、精神科看護における精神科認定看護師への期待が高まっています。
精神科認定看護師は、精神科看護の専門的知識や技術を用いて質の高い精神科看護の「実践」「相談」「指導」「知識の発展」の4つの役割を担っています。その内容は院内教育、他職種連携や調整、精神科看護に関する相談対応、院外活動、最新の知見の情報提供など多岐にわたります。また、地域との窓口(マネージャー)になることも重要な役割です。
私は、令和元年度に精神科認定看護師資格を取得しました。精神科認定看護師教育課程では、専門性の高い知識や看護技術を得ることができます。そこで学んだ精神障がい者の身体および精神に何が起きているのか、最新の法律に則った人権に配慮した看護の提供方法・考え方について院内研修等を実施し、当院の看護の質の向上を目指し精神科認定看護師としての活動を実施していきたいと考えています。
また、教育課程で得た経験や仲間との繋がりは、大きな財産となりました。これから県内の精神科認定看護師や仲間と共に、精神科看護の知識と技術の向上に努めていきたいと思います。
プリセプターシップ
新卒、中途採用を問わず入職後キャリアに応じた指導を行います。
令和5年度より「ラダーⅠ習熟度チェック表」と「1日の振り返りシート」が新しくなりました。特に「ラダーⅠ習熟度チェク表」には精神科看護に特化した技術も含まれています。中途採用者にも臨床実践能力に応じて活用していきます。
院内研修
新採用者研修や入職後1年研修、リーダー研修、キャリアアップ研修等、段階的に必要な教育を的確に実施していきますので、安心して業務に就くことができます。看護研究にも取り組んでいます。
院外研修
キャリアアップを図るため看護協会や精神科看護技術協会が開催する研修をはじめ、各種研修に積極的に派遣しています。
実習受け入れ
教育機関と連携して看護学生の実習等を積極的に受け入れています。これにより精神科看護の啓蒙と普及を図り、また、職員の自己啓発にも繋がっています。
•新潟医療技術専門学校看護学科
•小学生、中学生、高校生の看護体験