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第30回 アルコール依存症治療病棟OBの集い


 平成29年6月18日(日)、当院の体育館において第30回アルコール依存症治療病棟OBの集いを開催いたしました。

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 当院でアルコール依存症治療が始まり46年、退院後も断酒に取り組むOBやご家族と河渡病院スタッフとの交流を目的に継続しているOBの集いも30回を迎えました。

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 当日は晴天に恵まれ蒸し暑さも感じられず過ごしやすい一日となりました。穏やかな雰囲気の中で、主治医や看護師に近況を報告されている方、久しぶりの再会で互いの断酒について話されている方、退院後の自助グループの相談を各代表に相談される方など、参加者同士で交流が行われていました。共にテーブルを囲んだ昼食では、今年も当院栄養課特製の豚汁を提供してご好評をいただきました。

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 アトラクションでは、新潟青陵大学ウインドアンサンブルと、同校OGにより編成されているヴェルメウインドアンサンブルの皆さんによる懐かしい曲の演奏や楽しく明るいトークが催され、参加者の皆様からは自然と笑顔がこぼれ、手拍子や歌声も聞かれました。

 


 アルコール依存症治療は退院してからが断酒治療のスタートと言われます。このOBの集いは退院者を対象とした当院独自のプログラムであり、断酒治療には欠かせないものと考えております。

満開の桜です


 桜の咲く暖かい季節になってきました。
 当院の桜も満開です。

(撮影:2017年4月14日)  クリックで拡大表示されます

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作業療法プログラムの風景②


作業療法プログラムの風景② 『陶芸』


 当院の精神科作業療法プログラムをご紹介するシリーズの第2回は、アルコール・リハビリテーション・プログラム(ARP)における「陶芸」です。

 ARPの目的は、様々な研修による断酒への動機づけと退院後の断酒継続の維持にあります。その一環として、陶芸を通して、自分自身を見つめ直し、作品に断酒への強い決意を込めいただいています。

  ほとんどの方が経験されたことのない陶芸を集団で行うことで、作品の個人差を気にすることなく、断酒を一緒に目指す方々と自然な会話を交えながら取り組んでいます。


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  手回しろくろを使用し、湯呑みや茶碗などを作製します。
 ①成形 ②高台作り ③やすり掛けの3段階の工程で進みます。素焼き後、釉薬で色を付けていただき、本焼きして完成となります。 完成した作品は持ち帰っていただいています。

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 参加された方からは、「なかなか面白い」「上手くできなかったけど、完成したのを見るといいね」などと感想をいただいています。

 

 

文化祭を開催しました


 10月22日(土)に文化祭を開催しました。

 入院患者さんやデイケアの患者さん、有楽園の利用者さんが、制作した作品を展示しました。
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 模擬店やフリーマーケット、
 ボランティアの方々や病院職員のステージを、地域の皆様と一緒に楽しみました。
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作業療法プログラムの風景①


作業療法プログラムの風景① 『ふまねっと運動』


 当院の精神科作業療法プログラムの様々な取り組みをシリーズでご紹介させていただきます。第1回は『ふまねっと運動』です。

 当院では『ふまねっと運動』を週1回実施しています。これは北海道教育大学釧路校教授の北澤一利先生が開発した、従来の歩行訓練や筋力向上型の運動とは異なる理論を持つ運動です。当院においては新潟大学医学部保健学科准教授の関井愛紀子先生のご指導を受けて行っています。ot2016_f01


 50センチ四方の網を踏まないようにゆっくり歩きます。歩行が低下した人でも安全にレクリエーション感覚で参加できます。


ふまねっと運動の特徴
① ゆっくりした歩行運動、無理の無い動きの運動
② うっかりして失敗する事が笑いや会話、交流を生み出す運動
③ 歩行機能の改善や認知機能の改善効果がある運動
④ 複数の課題を同時に行うことで脳の神経細胞の活動を改善する運動  等

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 参加をためらう患者さんも時におられますが、活動を始めてしまうと、楽しそうに参加されています。歩行機能、認知機能の改善と共に笑顔が引き出される楽しい活動として定着しています。