平成２８年６月１９日（日）、当院の体育館において、第２９回アルコール依存症治療病棟ＯＢの集いを開催しました。

　このＯＢの集いは、年に一度、当院でアルコール依存症治療を受けられた方（ＯＢ）とそのご家族の皆さんがお互いの近況や断酒生活の現状を話し合うとともに、現在入院中の方や病院スタッフと交流する場です。今回も県内各地から６２人の方が参加され、現在入院中の方と病院スタッフを合わせて１２４人の大変賑やかな会となりました。病院スタッフにとっても、懸命に断酒継続に努力され、しっかりと生活されているＯＢの方やそのご家族にお会いすることは、何よりの励みであり、アルコール依存症治療に対するモチベーションに繋がる機会となっています。

　昼食をはさんで午後からはＯＢの集い特別講演として新潟大学名誉教授で元新潟いのちの電話の理事長でもある 真 壁 伍 郎 先生の講演が行われました。
テーマ『人生は舞台、さてそのストーリーは？』
「私は何故この時代に、この日本に、この新潟に、生まれてきたのだろうか？とふと思うことはありませんか」とお話を始められました。人の一生を舞台（Ｓｔａｇｅ）と捉え、各世代や老若男女、すべての人たちが登場する「お話」の世界をグリム童話や新潟の民話を例にして、楽しくお話してくださいました。そして最後には、「生きている童話とは、もしかしたら私の人生のことかしら？」と思うような不思議で素敵な時間を過ごさせていただきました。

　来年は第３０回目の開催となります。多くの方々の参加を心からお待ちしております。

第４１回　日本精神科看護学術集会ｉｎ岩手に参加しました。

　平成２８年６月１０日から１２日に開催された第４１回日本精神科看護学術集会ｉｎ岩手に、当院から看護師４名が参加し、２題の発表を行いました。

　当院では看護の質を高め、よりよい看護を実践するために積極的に看護研究に取り組んでいます。その成果を発表するとともに、最新の情報を学ぶため、毎年、全国学術集会に参加しています。また、知識を得るだけでなく、全国の同じ思いを持つ仲間たちと触れ合うことも大きな目的の一つとなっています。
　看護研究と学術集会参加により得られた知識や理論そしてモチベーションを、精神科看護のプロフェッショナルとして日常の看護業務で実践していきたいと思います。

　今年は盛岡市で開催されました。そこで出会った地元の皆さんはとても親切な方々ばかりでした。被災され、大変なご苦労をされたことと思いますが、そのやさしさと強さに出会うことができた思い出深い、素晴らしい学術集会参加となりました。

　看護師奨学資金貸与制度を変更しました。

　職員の採用情報を更新しました。

　第２９回　アルコール依存症治療病棟ＯＢの集い

　日 時　平成２８年６月１９日（日）１１：００～１５：００
　会 場　河渡病院　体育館
　※事前申し込み不要、参加費無料

　・当院でアルコール依存症治療を受けられた方（ＯＢ）とそのご家族の皆さんが
　　お互いの近況や断酒生活の現状を話し合うとともに、現在入院中の方や病院スタッフと
　　交流する場です。
　・１３：００から、新潟大学名誉教授 真 壁 伍 郎 先生の特別講演があります。
　・当日は温かい豚汁を準備しておりますが、昼食は各自ご準備ください。

　　断酒仲間、ご家族お誘い合わせのうえ、年に一度のイベントにご参加ください。
　　皆さんの笑顔をお待ちしています。